この記事の要点

iPhoneでShadowrocketを購入済みの場合、iPadのApp Storeで購入時と同じApple IDを使えば、通常は「購入済み」から再ダウンロードでき、アプリを買い直す必要はありません。ただし、購入履歴、設定ファイル、サブスクリプション、システムのVPN許可はそれぞれ別のものです。この記事では、購入の復元、画面レイアウトの確認、設定の移行、接続の検証の順に説明します。利用には、ご自身のサービスプロバイダーとサブスクリプションが必要です。

同じApple IDを確認:購入履歴を確認してから設定を移行

Shadowrocketは買い切りのクローズドソース商用アプリで、iPhoneとiPadで利用できます。入手先はApp Storeのみです。ここでいう「購入の共有」とは、本人が2台のデバイスで同じ購入アカウントを使って再ダウンロードすることです。アプリのデータが2台で自動的に同期されるという意味でも、サービスプロバイダーが複数デバイスの同時接続を認めているという意味でもありません。アプリの買い切り購入と接続サービスのプランは別です。

アカウントを確認する際は、システム設定の最上部に表示されるiCloudアカウントだけでなく、App Storeで使う「メディアと購入」を確認してください。両者で異なるアカウントを使っている場合があります。iPhoneでアプリを開けることから分かるのは、アプリがインストール済みということだけです。それだけでは、iPadで正しい購入アカウントを使っているとは確認できません。

1回
買い切りアプリ。同じ購入アカウントで再ダウンロード
2種類
対象デバイス:iPhoneとiPad
932747118
App StoreのアプリID

結論:支払いの前にアカウントを確認

iPadで再ダウンロードボタンではなく価格が表示される場合は、まず購入時のアカウントと購入履歴を確認してください。購入済みアプリを復元するために、再度支払う必要はありません。

iPadの「購入済み」から再ダウンロード

再ダウンロードするには、現在のストアでアプリを入手でき、デバイスが互換性要件を満たしている必要があります。システム要件はApp Storeのページでご確認ください。OSのバージョンによって、アカウント画面には「App」「マイApp」「購入済み」などと表示されます。購入済みアプリの一覧を開いてください。購入履歴のページはインストール画面ではありません。

  1. アカウントを確認

    購入に使ったデバイスで「設定」→画面上部のアカウント→「メディアと購入」を開き、購入時のApple IDを確認します。次にiPadでも同じ手順で確認してください。iCloudへのサインイン状態を購入アカウントの証明と混同しないようにしましょう。

  2. 購入済みアプリを開く

    iPadでApp Storeを開き、右上のアカウントアイコン→「App」または「購入済み」をタップします。次の画面に「マイApp」が表示された場合は、本人のアプリ一覧を開いてください。画面の構成はデバイスによって異なります。

  3. アプリを検索

    購入済みアプリの一覧でShadowrocketを検索します。「このiPad上にない」などの絞り込み項目があれば利用できます。表示されない場合は、一覧全体から探してください。

  4. 確認してダウンロード

    デベロッパ名がShadow Launch Technology Limitedであることと、アプリIDが932747118であることを確認してから、雲のダウンロードボタンをタップします。インストールが完了すると、製品ページには「開く」と表示され、アプリの購入を求められることはありません。

  5. 初回起動

    アプリを起動し、まずHomeとConfigに既存の項目があるか確認します。初めて接続するときにシステムからVPN構成の追加を求められた場合は、内容を確認してシステムの手順に沿って許可してください。別のデバイスでの許可は、このiPadでの許可の代わりにはなりません。

横向き画面での操作:Home、Config、Settingsから機能を探す

iPadは画面が広いものの、操作場所は画面名や項目名を手がかりに確認しましょう。横向き表示、画面分割、ウインドウ幅の変化によって、リストの幅、テキストの折り返し、表示される項目数が変わります。「右下から何番目のボタン」といった案内だけでは、デバイスをまたいだ説明として不十分です。画面上の位置が異なる場合は、まず該当する画面を開き、機能名を確認してください。

Homeではサーバー一覧の確認、接続先の選択、接続の操作を行います。Configでは設定ファイルの管理と選択、Settingsではアプリの設定を行います。Global Routingはルーティング方式であり、サブスクリプションの種類ではありません。Homeにサーバーが表示されていても、ConfigでiPhoneと同じ設定ファイルが選択されているとは限りません。

確認する画面確認する内容間違えやすい点
Home選択中のサーバー、接続スイッチ、Global Routingリストにサーバーが表示されていても、選択中とは限らない
Config現在有効な設定ファイルと、その中のルールファイル名が同じでも、内容が同じとは限らない
Settings → On Demandこのデバイスで有効かどうか、設定済みのトリガー自動接続のトリガーと接続パラメータの修正は別
サーバーの編集画面Type、アドレス、ポート、プロトコルに必要な項目サブスクリプショングループ名とプロトコルの種類は別

iPhoneの設定と比較する際は、まずiPadでアプリを全画面表示し、同じ項目名を一つずつ確認してから画面分割を使うと分かりやすくなります。画面を回転してもProxyが自動的にConfigに変わるわけではなく、サービスプロバイダーのプランが切り替わるわけでもありません。動作が異なる場合は、画面レイアウトだけで判断せず、実際に選択されている設定を確認してください。

設定の同期:購入、サブスクリプション、ルールを分けて確認

同じApple IDで解決できるのは購入資格の確認であり、アプリデータが必ず同期されるわけではありません。iPadの初回起動時にリストが空でも、購入の復元に失敗したとは限りません。システムのデータ移行や、アプリ内で利用できる同期機能によって一部のデータが移行された場合も、項目ごとに確認してください。認証情報、現在の選択内容、このデバイスでの許可がすべて一致すると決めつけないでください。

サブスクリプションは通常、サーバー一覧の更新に使います。一方、Configの設定ファイルにはルールやその他のネットワーク設定が含まれることがあります。サブスクリプションを再追加しても、iPhoneの設定全体を複製したことにはなりません。ルール内のポリシー名が既存のサーバーやポリシーグループを参照している場合もあります。ファイルだけを移行した後は、参照先がiPadでも有効か確認してください。

たとえば、DOMAIN-SUFFIXはドメインのサフィックスで照合し、IP-CIDRはIPアドレスの範囲で照合し、GEOIPはIPアドレスの地理情報で照合します。FINALは、それ以前のルールに一致しなかったリクエストを処理します。これらのキーワードが含まれていても、設定が正しいとは限りません。対象のポリシーが利用可能か確認し、実際のリクエストがどのルールに一致するか検証してください。

サブスクリプションを再追加:リンクを確認してから更新

以下の手順は、ご自身のサービスプロバイダーのサブスクリプションをお持ちの場合に限ります。保存してある資料から完全なリンクを取得し、有効期限切れや取り消しがなく、コピー時に途中で切れていないことを確認してください。画面に表示されたサーバー名をサブスクリプションアドレスの代わりに使ったり、リンク内の認証情報を変更したりしないでください。

  1. 元のリンクを取得

    ご自身の完全なサブスクリプションアドレスをコピーします。前後に空白や改行が入っていないことを確認してください。リンク内のtokenは認証情報のため、公開のスクリーンショットに表示しないでください。

  2. サブスクリプションを追加

    Home → 右上の「+」→ Type → Subscribeを開き、完全なリンクをURL欄に入力して、内容を確認してから保存します。Subscribeをサーバーのプロトコルとして選ばないでください。

  3. リストを更新

    Homeに戻り、サブスクリプションを更新します。リストを下に引いて更新する場合は、処理が終わるまで待ってから、そのサブスクリプションの項目を確認してください。リンクを保存しただけでは、サブスクリプションの内容を読み込めたことにはなりません。

  4. 結果を確認

    想定したサーバーを選び、Typeと必要なパラメータを確認します。項目が表示されない、または更新に失敗する場合は、ネットワークへの到達性、リンクの有効性、サービスプロバイダーによるデバイス数の制限を確認してください。同じサブスクリプションを何度も追加しないでください。

サブスクリプションを更新すると、項目名、アドレス、件数が変わる場合があります。iPhoneとiPadを別々の時刻に更新した場合、一時的にリストが異なることがありますが、それだけでどちらかのデバイスで読み込みに失敗したとは判断できません。比較する前に両方を更新し、現在選択中のサーバーがリストに残っているか確認してください。

同じサブスクリプションを2台で同時に使えるかどうかは、サービスプロバイダーの利用規約と接続制限によります。アプリの購入回数では決まりません。1台では使えても、2台同時接続時に片方が切断される場合は、発生条件を記録してアカウントの制限を確認してください。まずiPadの横向き画面を原因と決めつけないでください。

ルーティング方式:通常利用と一時的な検証を分ける

Home → Global Routingで、まず現在の選択を確認します。Config、Proxy、Direct、Sceneは、4種類のサブスクリプションやプロトコルではありません。以下では、基本的な確認に使える3つのルーティング方式を比較します。Sceneが選択されている場合は、該当するシーンの設定も確認してください。名前だけを見てConfigと同じ動作だと判断することはできません。

Config

おすすめ

現在の設定ファイル内のルールに従って、リクエストの処理方法を決めます。一致するルールがない場合の処理は、FINALなどの設定内容によります。移行後は、ファイルが存在するだけでなく、想定した設定ファイルが有効になっていることを確認してください。

適した用途:確認済みのルールに基づいて通信を振り分ける、普段の利用。

Proxy

アプリが処理するリクエストに、プロキシ経由の通信を一律に使用します。ルール選択の影響を一時的に切り分けるのに便利ですが、誤ったアドレス、ポート、認証情報を修正するものではありません。また、すべてのアプリの通信が同じ経路を通ることを保証するものでもありません。

適した用途:選択中のサーバーを一時的に検証し、プロキシ接続の問題とルールの問題を切り分ける。

Direct

アプリが処理するリクエストに、プロキシサーバーを経由しない直接接続を使用します。Directで対象にアクセスできても、確認できるのは直接接続のテストが成功したことだけです。サブスクリプション内のサーバーが利用可能だとは判断できません。

適した用途:通常のネットワーク接続と比較し、直接接続でも問題が起きるか確認する。

結論:一度に変更するのは1項目

同じネットワークで同じ宛先へのリクエストを使い、まずDirectとProxyを比較してから、Configに戻してルールを確認します。サーバーの変更、設定の更新、On Demandの有効化を同時に行うと、どの操作が結果に影響したのか分かりにくくなります。

移行後の確認:iPad単体で動作することを確認

ダウンロードと読み込みが完了したら、iPad単体で一連の動作を検証してください。システムのVPN状態は接続状況を知る手がかりになりますが、宛先へのリクエストテストの代わりにはなりません。遅延テストに結果が表示されても、すべてのプロトコルパラメータ、ルール、接続先サービスが正しいとは限りません。機密情報を含めない確認記録を残しておくと、iPhoneとの比較に役立ちます。

iPhoneでは正常に動作し、iPadで問題が起きる場合は、アカウント、サブスクリプションの更新時刻、選択中のサーバー、設定内容、Global Routingを一つずつ比較してください。同じWi-Fiに接続していても、デバイスごとに異なる設定が残っていることがあります。これらを確認してから、サービスプロバイダーのデバイス制限や現在のネットワーク状況を調べると、問題を切り分けやすくなります。

App Storeで正規アプリを確認

再ダウンロードする前に、デベロッパ名Shadow Launch Technology Limited、アプリID 932747118、元の購入アカウントを確認してください。システム要件はApp Storeのページでご確認ください。購入済みでも、設定やサブスクリプションが自動的に移行するわけではありません。

正規アプリの確認ページへ 使い方を見る